ICE EXPLOSION 第二部 9000日は運命だった

第二部もいよいよ終盤にさしかかり、初日にはなかなか登場せずやきもきしていたパントン組がようやく登場です。
ここで併せて書いておきたいのは、今回のショーにはパントン夫妻が中国からキッズ・スケーターを連れてきていて、第一、二部で日替わりのソロ・プロとキッズたちによるコラボ・プロを披露しました。私は楽に見たジュニア世代の男の子が技術にはアラが見えたものの、どこか故テン君を思わせる雰囲気があり、好感がもてました。
それにしても…まだショーから2ヶ月しか経っていないのに、あの頃はまだ新型コロナ肺炎の懸念もほとんどなかったんですよねえ。パントンの本拠地は中国東北部で湖北省からは離れているとはいえ…今となっては無事に来日してショーを終えられてよかったということに。
さて、パントン夫妻は昨年のフレンズオンアイスの参加がなく、もうショーには出ないのかなあと思っていたら、なんとパンちゃん第二子を出産されていたんですね!
その前の一昨年のフレンズでは技術の衰えが目立ちいまいちのパフォーマンスだったのが、今回のアンドレア・ボチェッリ&エド・シーランの”Amo soltanto te”起死回生の素晴らしい演技でした。ふたりのアラフォーという年齢、出産後のパンちゃんのことを思えばジャンプ系が現役時代と比ぶべくもないことは確かですが(それでも楽の一芸大会でスロートリプル決めたのは意地でしたね!観客も分かっていて歓声すごかった)
何よりもパンちゃんトン兄が結婚後何年も経ってもラブラブなのが、彼らの演技の真髄。Amo
 Soltanto te =君だけを愛すって二人の真実だしw
それにしてもパンちゃんは子供二人産んでも変わらぬスリムな体型で若々しいし、トン兄は中国で一番かっこいい男性という私の見解は不動です!

二児の母になっても体型変わらないといえば荒川さん。第二部は昨年のフレンズで滑った女性ヴォーカルのナンバー再びでした。第一部の「ジェラシー」が弘徽殿の女御風味の黒い情念を滾らせた演技、そしてこれはプロになってからの荒川さんの定番ともいえるしっとりプロ。フレンズで見た時は、今まで以上にマンネリ感があったのですが、今回滑り込んだこともあってか、見応えあるナンバーになっていました。滑り込みだけでなく、やっぱり氷艶で演技の経験をしたことがスケートにも活きているのではないでしょうか。
そしてこれは哉中さんの振付なんですね。ジェラシーは佳菜子ちゃんだったし、若い2人のかなちゃんコレオとしても頑張ってますね。

メリル&チャーリーの第二部はクイーン・ナンバー…ショーから2ヶ月経って地上波での放送でも放送なかったら曲名あやふやになってしまいましたが、“Somebody to love”だったかなあ?明日3/8のBS東京のノーカット放送見ればわかるのですが、生で観た感想を書き残しておきたくて今大急ぎで書いているところなので、ご容赦を。
メリルとチャーリーは競技引退後も、変わらず完璧に息の合ったカップルのまま。第一部の所でも書いたように、彼らには合わないみたいに思っていたロック・ナンバーもすっかり馴染んできました(今、彼らのNHK杯デビューの時はFDでエアロスミスの”Dream on”だったこと思い出しました。元々ロックやってた)。アクロバティックなリフトでも演技の流れの中で自然に実行出来るのは、チャーリーの力もさることながら、リフトされながらあの美しい体勢保てるメリルの体幹が並外れているのですね。
小柄で遅い転向の大ちゃんにあそこまでアクロバティックなリフトは難しいだろうけれど、あらためて大ちゃんがんばれ超がんばれ!

そして。いよいよ座長が大トリで登場です。XOIの時から大トリは賢二先生振付のそのショーの為だけのオリジナル・プロ。今回選曲されたのは、クリント・イーストウッド監督「インヴィクタス 負けざるものたち」の主題歌”9000days”。既にご存知ように、9000日とは映画の主人公ネルソン・マンデラがアパルトヘイト時代に当局によって収監されていた年月。
奇しくも大ちゃんがスケートを始めてからの歳月がこのくらいだったので、そのスケート人生と重ね合わせて選ばれた曲。
イーストウッド監督自身が書いた歌詞を私のつたない英語力で一部訳してみると

過ぎ去った日々を振りかえると
それがどんなものであろうと
私は神に感謝する
9000日囚われていた
この9000日は運命だった

石になった壊れた心は
人を打ち砕くことが出来るけれど
その魂を打ち砕くことは出来ない

怪我に泣き心も傷つき、一度はスケートから離れようとさえしたけれど、スケーター高橋大輔の魂を誰も打ち砕くことは出来なかった。スケーターとしての9000日は運命だった…この曲は焼け落ちた灰の中から不死鳥が蘇る”The Phoenix”と対になっていたのだと気がつきました。

そして大ちゃんのパフォーマンス、地上波でも流された楽がことに素晴らしかったですね!大ちゃんのエッジの描く滑らかな曲線を永遠に見ていたかった。音楽を表現しているというより、音と完全に一体化したスケーティング、ジャンプまでがシームレス。
そうそう楽の大ちゃんはジャンプ失敗する気配が全然しませんでしたね。唯一の失敗ジャンプはフィナーレの4T挑戦のみ。
何よりも素晴らしかったのは、大ちゃん自身が心底幸せそうに滑っていたことで、だから私も幸せな涙ぽろぽろで見守ることが出来ました。
これからもショーでシングルとして滑ってくれると思いますが、高橋大輔シングルスケーターとしての最後の演技がこんなに幸福に締め括られてほんとうによかった。
そして曲が終わる時には他のスケーターたちが氷上に登場し、大ちゃんのシングルの締め括りとそして新しい門出を祝福するかのように取り囲むという暖かいプログラムの最後となっていました。

ショーのフィナーレ。なんといっても楽の不死鳥アンコールでしたね!たぶん明日のノーカット版放送にもあるでしょうが、スケーター全員による集団PHOENIX!!MCの蒲田さん煽る煽る、なんとアンコール2度も!!!
私は楽は西の1階席だったので、サイドから不死鳥達を堪能しましたよ〜エアギターのフリとか私も席でやってましたからw 思いっきり叫んだし、十〜二十代の頃に武道館にロックのコンサートに行ってた頃に戻ったみたいでした。
全日本の時には「競技プロとしては戦略的に失敗したかなあ…?」とひそかに思っていたのですが、氷爆の”解き放たれた”不死鳥を見て、やっぱり”The Phoenix”がシングル・スケーター高橋大輔の最後のSPで正解だったのだと確信しました。

ショーが終わってから2ヶ月も経ってしまいましたが、ノーカット放送の前に
生で見た感想を残しておこうと(地上波は既に見てしまってますが)、放送前日にやっと書き終えました。
実は新型コロナ肺炎への警戒で仕事以外の外出は極力避けているので、その空き時間を利用しました…うれしい時間の作り方ではないのが残念ことではあります
今はただコロナ肺炎の流行の終焉を祈り、そしてフロリダでアイスダンサーとしての練習を開始した大ちゃんと哉中さんの無事の船出を祈るばかりです。

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