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zoom RSS 終わらない!ロスもブログも 氷艶2017 破沙羅

<<   作成日時 : 2017/06/10 20:14   >>

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氷艶2017 破沙羅

ああ、もうあの興奮と感動から3週間…来週の今日はもうLOFT2017が始まっているから氷艶未だのうちに感想文仕上げよう!

物語の最初からかきたいところですが、それやると絶対LOTFまでに終わらない大惨事になるので(笑)、主要キャストについて、印象に残った場面を書いていって、なんとかまとれられるといいんですが。

まず物語の発端、女神稲生(イナ)が代々木体育館の天井に迫るかというところにふわっと浮かんでいるのに度肝を抜かれ、「見せてあげよう破沙羅の物語を」の台詞とともに物語の世界に引き込まれました。
女性の体型についてあれこれ言うのは失礼ではありますが、近年の心配になるくらいの荒川さんの細い体型が女神の浮遊感にはぴったりはまっていました。この細さ、一幕最後に登場する二役の蛇髪姫にも活きていました。黒のジャンプスーツ、メデューサを思わせる(てかメデューサの翻案ですよね。蛇髪姫)くるくるのヘアスタイル、歯までお歯黒みたくペイントして、お尻突き出して(普通だったらみっともなくなるポーズですが、かっこよかった)、しゃーっしゃーって義経達を挑発する蛇髪ちゃん、これ荒川さんプロ転向後、最大の当たり役では…少なくとも「夕顔」と双璧。女神で見せたゆったりとした美しいスケーティングはいつもの荒川さんでしたが、蛇髪のはじけっぷり、絶対新境地!これほどまでに悪役が似合うとは、冗談抜きに、こういうのショーでも滑ってほしいです。

「氷の国」に降り立った夫婦の神、猿田彦は中村亀鶴さん、天鈿女命(アメノウズメノミコト)は村上佳菜子ちゃん。
亀鶴さんは歌舞伎から唯一の善側キャストに入ってましたが、スケーターはほとんど台詞喋らないから、善側のスポークスマン的存在。とても通る素晴らしいお声で、亀鶴さんだけでなく歌舞伎役者さんたちの腹式呼吸の発声はさすがでした。えっと歌舞伎的には全然悪口でないと思うのですが、とにかく顔がでかくて、押し出しの強いのが適役でしたね。押し出し強くても、良い人感満載だから、好感度抜群。殺される時の断末魔のスクリーン上での大芝居のコテコテ感は、これぞThe 歌舞伎でしたな。
佳菜子ちゃんは引退していきなり素晴らしいはまり役に出会えて、不遇だった現役末期を一気に取り返せたと言ってよいくらい。しゃんしゃんと鈴を鳴らしながら、若くて愛らしい女神を演じ切りました。猿田彦が「わが美しき妻」と言ってましたが、ほんとうに年の離れた仲のよい夫婦に見えて、なごみましたよ。あと佳菜子ちゃんの演技を見ると、ついこの前まで現役だった人だなと強く感じて、これも興味深い発見でした。

さて、「氷の国」を支配させるために猿田彦は、邇邇芸命(ニニギノミコト)を天界から降臨させ、永遠の命をもたらす岩長姫と美の化身である木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)の姉妹を妃にするべく呼び寄せます。しかしニニギさんがコノハナちゃんだけを選んだことから「氷の国」に災いがもたらされれることに…
ニニギさんの織田君、得意のジャンプがないのが意外でしたが、コノハナちゃんとのデュエットでの滑りの滑らかさ、現役最後の頃からとても良くなっていたスケーティングが活かされていました。
浅田舞ちゃん。これはもう見事なはまり役。岩長姫だってきれい!と私は思っていたし(おどろおどろしいメークでわかりにくいけれど、私は「悪の宴」あたりから「岩長ちゃんって美人だ!」と気がついたんです)、何より威厳がある姉の女神を滅多なことではないがしろに出来ないはずなのに、ニニギに自分だけを選ばせるだけの魅惑のコノハナちゃんは舞ちゃんの圧倒的な美貌あっての説得力です。ひらひらと花びらのように舞い、裾から垣間見える脚線美、あんまりものを考えてない感じ(断じて悪口ではない)、男性の心をとらえて離さない要素が120%。そうそう舞ちゃんだけでなく、4人の女子シングルスケーター全員、スパイラルが効果的でしたね。スパイラルはやっぱり女子シングルの華です。

ニニギとコノハナが手に手を取って去った後に、一人取り残された岩長姫…断言します。「トリプル主演」と謳っていましたが、実際には岩長姫を入れた「クワルト主演」でしょう!?これほどまでに感情移入してしまった悪役、魅力に溢れる悪女は、少なくとも私にとっては空前絶後でした。演じた市川笑也さんのファンにもすっかりなり、早速、今月は歌舞伎座の六月大歌舞伎に笑也さん目当てに行ってきました。その感想も書いてみたいと思いますが、別の機会に…
岩長ちゃんがどんなにすごいかは、第二幕の義経ちゃんとの絡みにて詳しく書くとして、まずここでは彼女(芝居の中では女性ですから)、スケートについて。長いスカートで足下は見えないのですが、まるでホーバークラフトみたいにすーっすーっと移動して、なんというか人外のものの感覚が…笑也さんは学生時代、アイスホッケーの選手だったそうですが、ホッケーってあれだけスピード出ていたら、ディープエッジですよね。とにかく笑也さんのスケート技術は相当に高度なものだと確信しました。それも初日に見て、次に楽に再見したら、間違いなく笑也さんのスケーティング進化してましたよ!なんかもうぬめぬめしたスケーティングになっていて、ますます人外の妖しさに…

プライドを打ち砕かれ、屈辱に打ちひしがれ、妹と邇邇芸命への復讐を誓った岩長姫は念力を使って、歌舞伎の世界から「悪逆非道」の仁木弾正を呼び出し…

あーあ善悪の主役の二人が登場する前に既にこの長さ…夕飯作らなければいけないので、一度切ります。

見捨てないでねー


画像

木花咲耶姫が主神で祀られている大田区の多摩川浅間神社。『シンゴジラ』のタバ作戦のロケ地とあって、今年の1月にお参りしてきた時に撮影したものですが、境内を詳しく見ればきっと岩長姫も祀られているでしょうし、御朱印を頂きたいのもあり、近く再訪したいと思っています。

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