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help リーダーに追加 RSS 1983年ウィーン国立歌劇場 「トゥーランドット」

<<   作成日時 : 2008/12/02 18:55   >>

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7月31日の日記に書いた DVD決定盤「オペラ名作鑑賞」シリーズ『トゥーランドット』が発売されたので、早速購入。

今だから書きますが、実はこのDVDシリーズが出ることを知ったのは雑誌「Miss」9月号の橋大輔インタビュー記事に便乗(?)する感じで、宣伝が載っていたからです。広告ページと向かい合った前のページには、「アイーダ、カルメン、トゥーランドット…やってみたいオペラはいっぱいある」という見出しで、スタイリッシュに決めた大ちゃんのお写真が。もちろん出版社は雑誌とDVD同じ世界文化社。

さて、この『トゥーランドット』の2枚組DVDのうち、一枚は1958年RAI(イタリア国営放送)製作のオペラ映画。既にビデオとRAI Tradeから出たDVDを持っているのに、懲りずにまた同じ映像を購入した私…だって、王子様(マエストロ・フランコ・コレッリ)が私に微笑んで下さったので…(参考記事 : http://natsu.at.webry.info/200602/article_22.html)何枚でも買ってしまうんですー。今回のは、日本語字幕が付いているので、うん、それだけでも買った意義は立派にある!



さらに、もう一枚のDVDは1983年ウィーン国立歌劇場のライブを観られたことも大いに意義があり、今日はそちらを鑑賞感想を書きますね。
指揮:ロリン・マゼール、演出:ハロルド・プリンス。セット、衣装は、いかにも西欧人が考えるカラフルな中国のイメージですが、やり過ぎにならない豪華さで好感が持てました。傾斜が45°くらいありそうな幅の狭い階段が効果的に用いられていました。
トゥーランドット、カラフ、リューら主要ソリスト以外のコーラスは、京劇にヒントを得たらしいメーク。ソリストでも、ピン、パン、ポンの宦官三人組は京劇風メーク。ポンの顔と声になんとなく覚えがあると思ったら、ハインツ・ツェドニクでした。
お伽話の中国だから、衣装等にケチつけても意味ありませんが、皇帝アルトゥムが「ビルマの竪琴」みたいな寒そうな格好だったのだけはちょっと…。

この上演で、私が一番感動したのは、カラフのホセ・カレーラスでした。私は三大テノールからでしかリアルタイムでカレーラスを知らないし、リリコのカレーラスがカラフ?と思って観たのですが、病に倒れる前の37才の声の強靱さと輝き!しかも、ハンサムでどこから見ても王子様、文句なしのカラフでした。残念だったのは、二幕の終りの方の「いいえ、愛に燃えるあなたが欲しいのです」をハイCに上げて歌わなかったことですが…。
エヴァ・マルトンは、高音も細くならない、これまた立派なトゥーランドットでした。ちょっときつい感じのきりっとした顔立ちなので、「氷の姫君」のイメージにもぴったり。ただ、演技力はいまひとつ?という感もあり。三幕でカラフに接吻された後も表情が硬いままで、私の個人的な好みではありますが、あそこからはちょっと甘ったるいくらいに演じてもよいと思うのですが。
リューのカティア・リチャレッリは、若い頃なので言うまでもありませんが、とにかくビジュアル的に美しい。そして私の知っているリチャレッリだと、リューにしても声が細すぎるのでは?と危惧していたのですが、これもうれしい予想外れでした。もしかしたら、私がオペラを聴き始めた頃(1990年頃)の彼女の声は、既に衰え始めていたのかもしれません。'83年時は素晴らしい美声で、「氷のような姫君の心も」は名唱でした。

名歌手のそろった上質のプロダクションを観られて、大いに満足しました。出版社のまわし者じゃないけれど、このセット絶対お得!来月は『蝶々夫人』で、浅利慶太演出、林康子主演のスカラ座ライブと、八千草薫が蝶々さんの演技を担当した日伊合作の映画の二枚組。後者は初DVD化だそうで、これも買い!ですね。



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内 容 ニックネーム/日時
初めまして。私も買い直しました。私は60才の男性で、ステファノやコレッリ、モナコのLPレコードでオペラを好きになった世代です。そして、幸いコレッリの2回の来日コンサートを聴くことが出来ました。最初にオペラ歌手を聞いたのは、'69のデルモナコで引退直前でしたが、その特徴は、最高音に一番エネルギーを込めた(聴感上は、音量が10倍位になって空間が鳴る感じ)すごい声でした。次にコレッリを聞いたときの第一印象は、最高音の1音くらい下までは、強く前に押し出してくる圧力が有るのですが、最高音は、真上に抜ける様な感じで、音は出ていますが、モナコの方がすごいという感じでした。大阪ではDVDと同じ曲目で、アンコールが延々と歌われ、一方、客席は1曲ごとに過熱の度合いを増し、何時終われるか分からない状態で、聞いている私は、コレッリの喉を心配する程でした。2回目は舞台に近い席だったので、その声の大きさに驚きました。その後CDで色々聞き比べると、コレッリがやっぱり一番かなと思っています。40年前のモナコ・コレッリの来日時のDVDや、欧米のオペラライブCDなども入手出来、良い時代になったと思います。
SiMa
2008/12/05 13:45
>SiMaさん、はじめまして。拙い記事を読んで頂いた上、デル・モナコやコレッリの声を生で聴かれた時の貴重な感想を書き込んで頂き、ありがとうございました。

>聴感上は、音量が10倍位になって空間が鳴る感じ
>最高音の1音くらい下までは、強く前に押し出してくる圧力が有るのですが、最高音は、真上に抜ける様な感
こういうお言葉は、実際に聴かれた方でないと、お書きになれない表現だとつくづく思いました。羨ましいです。
大阪でのコレッリは、大変乗っていたのですね!

私は、いわゆる「三大テノール」ブームの頃からオペラを聴き始め、いわゆる歴史的名盤を聴くようになって、「イタリア・オペラ黄金時代」を知りました。コレッリは、1999年に『トゥーランドット』のVHSビデオを購入して以来、大ファンになりました。
デル・モナコ、ディ・ステーファノ、コレッリらは、鬼籍に入ってしまいましたが、舞台に接せられた方の思い出を伺えるのは、ほんとうに貴重な経験です。
今後も何卒よろしくお願いいたします。
なつ
2008/12/05 14:38

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