|
イタリアの映画監督ディーノ・リージが、6月7日朝、ローマの自宅で息を引き取りました。享年91才。 La Repubblicaはイタリア映画はコメディの巨匠ディーノ・リージに涙している、Corriere della Seraはディーノ・リージ監督ローマに死す〜イタリア・コメディ映画の父のひとり、La Stampaは喪に服す映画界、さようならをディーノ・リージへと、各紙大きく取り上げていています。ヴィットリオ・ガスマンが亡くなった時も、「コメディ俳優」としてのガスマンへの敬意を払っていて、イタリア映画界でのコメディの地位が高いことが窺われます。 1916年ミラノに生まれたリージの膨大なフィルモグラフィーの中で、私が見たことあるのは『殿方ごろし』『ローマの恋』『追い越し野郎』『ナポリと女と泥棒たち』くらいなのですが、でも私はこういうコメディが一番好きなのです。(『ローマの恋』はシリアス映画) 特に『追い越し野郎』 "Il Sorpasso"は、私にとってはイタリア映画だけでなく、今まで見たすべてのコメディ映画の中で最高傑作です。乾いていて残酷で知的でポップで…。ヴィットリオ・ガスマンのメフィストぶりが、ただ者ではない。デニス・ホッパーは、『追い越し野郎』に触発されて『イージー・ライダー』を作ったというし、最近の作品でも、『モーターサイクル・ダイアリーズ』の脚本が『追い越し野郎』を意識して書かれたとのこと。その影響力は、イタリア映画界以外にも及んでいるのですね。 La Stampaのサイトで『追い越し野郎』のトレーラーを見ることが出来ます→コチラをクリック! ほんと数本しか見ていない私がおこがましいようなのですが、リージがご存命なことがなんとなく心の支えみたいでした。今のイタリア映画界には、こういう才気とバイタリティが必要だと、心から思うのです。 Prego per il riposo dell'anima del Maestro Risi, il grande maestro dell'commedia dell'cinema italiano. |
| << 前記事(2008/06/08) | トップへ | 後記事(2008/06/11)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
ディーノ・リージ逝く
映画監督ディーノ・リージが亡くなった。91歳だった(6月8日、コッリエーレ・デッ ...続きを見る |
イタリアに好奇心 2008/06/14 13:56 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/06/08) | トップへ | 後記事(2008/06/11)>> |