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zoom RSS 見せてあげよう破沙羅の物語を 氷艶2017 破沙羅

<<   作成日時 : 2017/05/30 00:22   >>

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氷艶2017 破沙羅

私は初日、5月20日の昼の回と、5月22日夜の楽に行ってきました。
伝統芸能の歌舞伎とフィギュアスケートのコラボ…失礼を承知で書けば、海のものとも山のものともつかず、もちろん大ちゃんが出る公演を逃すことはありませんが、複数回行くかどうかは様子見ということで、まずは初日のチケットだけを購入していました。
そして、初日第一部終了時「うーん。買い足すか微妙かな」→第二部終了時、リピーターチケット売り場に走る…でした!
それでも、終演後に大輔ファンの方達と軽食した時は、「大ちゃんのスケートを堪能する公演ではなかったですね」とか、まだ斜に構えていたのが、楽終了後は完全に夢見心地、ご多分に漏れず私も重度の氷艶ロスに陥っています。

初日に「微妙」と思った要素を挙げて、それが楽にはどう変化したかしなかったか書いておきますね。

  1. 歌舞伎の邦楽とスケートの洋楽の境目に違和感
    →2度目に観た楽には慣れたのか、違和感がだいぶ減りました。完全に気にならなくなったわけではありませんが…この点に関しては、歌舞伎とフィギュアスケートのコラボという初めての試みなので、もし「氷艶」がシリーズ化されるとしたら、今後の課題となるのではないでしょうか。

  2. 一部冗長な場面あり
    →残念ながら2度観てもやはりいくらかダレました…具体的に言うと、前半の猿田彦とアメノウズメのやり取りの部分です。断っておくと、亀鶴さんと佳菜子ちゃんはよく頑張っていましたよ。物語りの導入部分を台詞とスケートの両面で語らせようとする台本の難しさだったのかもしれません。

  3. 台詞がないこともあり、スケーターが役者さんに貫禄負けしていた
    →歌舞伎役者さんの年齢、キャリア、鍛え上げた発声を考えても、貫禄という面では若いスケーターたちに勝ることはこれはもう当然のこと。ただ楽では、パフォーマーとしてのスケーターの影が薄いなどとは全く感じませんでしたし、スケーターの台詞が極端に少ないことも気にならなくなりました。これは慣れもあったでしょうが、やはり上演の回数を重ねたことで、歌舞伎側、スケート側の息が合ってきて、コツを掴んできた、或いは乗ってきたのではないかと思います。


最初に書いた大ちゃんのスケートをもった見たいーは、楽には短い時間でも、そこに彼のスケーティングが凝縮されていて集中して堪能出来ました。何よりストーリーから離れたソロ・パートをあまり増やしたら、上演時間が大変なことになってしまいそうですしね。

さて、「氷艶2017 破沙羅」のコンセプトを一言で表すと、言うまでもなくそれは「善と悪」。染五郎さんが難度も強調していたように「勧善懲悪」なのに、一体なんだったのでしょうあの善と悪の混沌とした有り様は。クライマックスの対決シーンで確かに染五郎さん扮する仁木弾正は、大輔義経に討たれた。でも、ふっと起き上がってフィナーレになだれ込んでましたよね。岩長姫も討たれて消滅したのではなく、ただその場を去っただけ…私にはそんな風に取れました。
そして善の中の善、この物語のプリンスである義経は、岩長姫にいたぶられながら、おそらく悪と官能の誘惑の渦中に引き込まれかけていた…
光と影、善と悪、愛と憎しみ…神話と義経伝説と先代萩をミックスさせるという荒唐無稽な設定、しかも伝統芸能である歌舞伎とフィギュアスケートのコラボという前代未聞の試みの第一回目にして、こんな壮大で深いテーマを描ききってしまった…このことを思いだしただけで私は感動してしまいます。
梨園の御曹司の染五郎さんのとんでもない「妄想力」と実行力、そして表現者としての大輔がフィギュアスケーターの枠を超え始めていた時期にちょうどあたっていたこと、笑也さんを初めとする歌舞伎役者の皆さん、荒川さんをはじめとするスケーター達、Drum Tao、アイスホッケー、スピスケ、アクション俳優の皆さん、そしてすべてのスタッフの総力が結集して、とんでもないスケールの新しい芸術が生まれたのだと思います。
楽のフィナーレ後の挨拶で、こう語ったのは染五郎さんでしたっけ、大ちゃんでしたっけ。私はのぼせっぱなしで記憶が曖昧になっちゃってます(汗)とにかく「皆さんは歴史の生き証人です!」これに尽きます!!

まだ書きたいことあるので、たぶん次のページに続きますー

P.S. スケーターたちの数少ない台詞のうち、大輔義経の「静御前!」という一言にも胸を衝かれましたが、物語の始まる前の荒川女神稲生の「見せてあげよう破沙羅の物語を」も大変印象に残りました。


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コメント(2件)

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夏さん こんばんは。氷艶ロスです。DVD出して欲しいです。TV放送も期待したいですが、私はCSが観られないので、日テレプラスとかいわれるとショックすぎるので、さっさとディスクにして〜!夏さんは初日と楽なんてうらやましい限りです、なるほど〜と楽しく読ませていただきました!私も出来ることなら複数回みたかったです!あのスケールの大きさですからどうしても見逃してしまう部分があったり(ついつい義経ばかり凝視してしまうから)、反対側からも観たかったなぁとか。私は北1階の西よりだったので全体を見渡せて良かったのですが、阿国の踊りの場面はさすがに あぁ…裏だった!と それが残念で。でも!たとえ1公演でも観にいけて本当によかった。歴史の生き証人ですものね!みんなそれぞれが素晴らしかったし、面白かったし楽しかったしビックリしたし感動したし、”成し遂げてみせた大輔さん”をこの目で見られて幸せでした。
おとといLOTFのチケットが届き、また幸せをもらえるんだとほっこりしています!!!
Hi-chan
2017/06/01 20:44
Hi-chanさん、こんばんは!
菊之丞さんのFBによると、たぶんDVD発売あり、テレビももしかしたら…なんですよね!?テレビはBSプレミアムという噂も…?すごい期待しています。日テレもせっかく主催に入っていたのだから、まずはダイジェストでもいいから土日の昼間にでも放送すればよいのに、と思っています。

ツイッターで色々なレポ(笑也さんのトーク含む)があがってきますが、アリーナ席の方でしょうが、義経の表情を細かく見ていた方がうらやましいです。ちなみに楽は2階席だったのに、弾正ちゃんと岩長ちゃんのちゅーを確認出来ませんでした!ちっ。
阿国踊りは、東京ゲゲゲイさんに振付を頼んだ張本人が大ちゃん本人というのがすごいですね。あの邦楽にあの振付をする方もする方だし、踊りこなしたのもすごすぎますね!

仰るとおり、生で見ることができて「生き証人」になれて、ほんとうにほんとうによかったです。染五郎さんが来年再来年と襲名披露に入ってしまうから、「氷艶2」はいつになるやら…でも、いつかまたあの興奮と陶酔の世界に再会出来ることを心から祈っています。
氷艶ロスから抜け出られてはいないのですが、LOTFに向けてのモードもだんだん盛り上がってまいりましたあ!楽しみですね!!

2017/06/01 23:35

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