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zoom RSS イーグルス讃 「呪われた夜」

<<   作成日時 : 2017/03/27 00:22   >>

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イーグルスのリーダー、グレン・フライ2016年1月18日に亡くなって早や1年と2ヶ月半
近くが過ぎました。一周忌は過ぎてしまいましたが、もう一度(と言わず何度でも)振りかえってみます。

イーグルスの代表作はというと、もちろん世界中の人が「ホテル・カリフォルニア」を挙げることでしょう。何しろ発表当時、社会現象並みに日本の一般紙までがアルバム「ホテル・カリフォルニア」特集し、テレビではキャンディーズまでが歌ってましたからね(キャンディーズはスティーヴィー・ワンダーの「サー・デューク」も歌ってましたっけ)。
私ももちろん「ホテル・カリフォルニア」が歴史に残る名盤だと思うし、今でもしょっちゅう聴いています。
でも…実は個人的に一番好きなイーグルスのアルバムはその前の「呪われた夜」(原題”One of these nights"なのです。

特に表題曲「呪われた夜」は、イーグルスの曲をどれか一曲、と言われたら、迷うけれども、私はたぶんこの曲を選びます。

Eagles - One of these nights (video/audio edited & remastered) HQ


この曲、当然グレンとドンの共作としてクレジットされていますが、実際はグレンちゃんが主に書いたと知ってちょっとびっくり。あれほどジャイアンなリーダーだったグレンが、イーグルスの音楽性(売り上げも込みで)のためにエゴを引っ込め、ドンちゃんにリード・ヴォーカルを譲った器の大きさに感心しました(嫌いな人間−ドン・フェルダーとたぶんランディ−を決して許さなかった一面もまた事実ですが)。
、そして理想の女性を求めて彷徨う男の願望が、ウエスト・コースト・ロックの定番を覆すダークな曲調と演奏は、まるでうねうねと夜の地を這うようなイメージ。「天使と悪魔の両方を兼ね備えた女」が理想というのは、いかにもグレンとドンらしいな、と思います。


「呪われた夜」に続いて、アルバムからシングルカットされた第二弾は、グレンがリード・ヴォーカルを取った"Lyin' Eyes"邦題「偽りの瞳」
Eagles - Lyin' Eyes - ( Alta Calidad ) HD


初期のイーグルスのカントリー・ロックのフレーバーの強い曲で、金持ちの老人と結婚(愛人?)した若い女性に「君はその偽りの瞳を隠せない」と歌いかけるもの。DVD"History of Eagles"でグレン自身が語ったところによると、「金持ちの年寄りの情婦たちが宵の口はバーに来て俺たちロッカーと酒を飲んで、パトロンが来る前に帰っていった」という実話だったんですねー。
グレンの甘い声質(「声が二枚目」と表現する人もいますが、言い得て妙)を活かしたリード・ヴォーカルとイーグルスならではのコーラスのブレンドが最高に活かされた一曲だと思います。
…映像は1977年、最初の来日公演のすぐ後で懐かしいビジュアル…やっぱりグレンって思いっ切り私のタイプですわ〜(再確認)。グレンは絶対ロン毛の方がいい!髪短くしてからは、顔の長さが目立っちゃって(故人の容姿にケチつけて、すみません…でもすご〜く私の好みなんですから!)。
あとグレンとドンはいずれ劣らぬイケメンでしたが、どちらもヒゲがあった方が私は好きです。
グレンが亡くなった時にも書いた気がしますが、イーグルスは’70年代のロン毛=汚いじゃなくて、Tシャツとジーンズのファッションのセンスが良かった。この動画のグレンの黒Tとリスト・バンドそして頭に引っかけたレイバンのグラサン、今見てもかっこいい。


Eagles - Take it to the Limit 1977


「呪われた夜」シングル・ットは第三弾は、ベースのランディ・マイズナーがリードヴォーカルを取った「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」
この3人が交互にリード取って、一枚のアルバムで順次シングルカット→大ヒットというのが、全盛期のイーグルスのすごかったところ。
再結成後の来日公演ではグレンがリード・ヴォーカルを取っていて、この私も当時のブログを読むと「あやうく嗚咽しそうになるほど」大泣きしてましたが、本来はランディが歌うべき曲であることは間違いありません。ランディのファルセットの高音はまさに唯一無二…それでいてライブで聴くと力強さもある声で、ほんとうに得がたいメンバーでした。かえすがえすも、ランディより一足先に脱退していたバーニー・レイドンのように、グレンと和解してグループ復帰とならなかったのは残念なことでした。

しかも…昨年3月−グレンの死からいくらも経ってなかった時期に、ランディの二番目の夫人がランディと家で二人きりで居た際に銃の暴発事故で亡くなるという悲劇が起こりました。二人はかねてから薬物依存症になっていて、それまでもランディが銃を持ち出したり自殺未遂を試みるなどの騒動を起こしていたという…ランディが疑われても仕方のないような状況でしたが、二人が24時間体制の監視下にあったおかげで、防犯カメラの映像で事件性がないことが証明されたようです。
妻の死の後、精神病院に収容されたというランディがどうなったか気になりますが、検索して出てくる記事では、ランディが先妻との間の子ども達を信用していなくて、財産の管理人(日本の成年後見人?)が見つかったとかそんな感じ。
ランディの健康状態さえよければ、2014年の最後のイーグルスのツアーに参加する話もあったというのですが、グレンもランディも健康でいさえすれば和解できたのかなあ…。
それにしても、イーグルス時代はあんなに甘いマスクでやさしい雰囲気だったランディの晩年がこんなことになるなんて…。ドラッグってほんとうに恐ろしい…。イーグルスのダーク・サイドを私生活で一身に背負ってしまったというか…。
グレンの宿敵ドン・フェルダーの自伝には、「イーグルスの強みは女性ファンが多かったこと」とか書いてあるらしいですが、それはグレンとドン・ヘンリーとランディのおかげだったんだからね!

最後にもうひとつ。数ヶ月前にドン・ヘンリーがインタビューで「グレンの代わりに、グレンの息子を参加させてイーグルスの活動を再開させる手もある」と語っていたのを読んだのですが、これもどうなってるのやら…。「冗談っぽいです尾頭さん」じゃなくて、「冗談っぽいですヘンリーさん」ですよまったく。グレンの息子が参加することでほんとうにイーグルスが蘇るのなら素晴らしいことだけど、何も今さらそこまでしなくても…という気持ちが強かったです。
確かなことは、グレンというイーグルが空の向こうに去って行ってしまったこと。でもすべげ過ぎ去った後にも音楽だけが残り、そしてそれこそが何物にも代えがたい宝だということです。



呪われた夜
ワーナーミュージック・ジャパン
2015-07-22
イーグルス

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