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今日は仕事が休みだったので、国立西洋美術館の企画展「古代ローマ帝国の遺産 栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ」に行ってきました→公式サイト 大型台風が日本列島に近づいている今日、のんきなことを言ってはいられないのですが、平日で雨天なら人が少なくて、ゆったりと見られるのではないかと思い、出かけました。確かに、ひとつの作品に人だかりがするようなことなく好きなだけ鑑賞する余裕はありましたが、それでもそこそこの人が入っていたので、皆さん熱心だなあと感心しました…って、私もそのうちの一人ではありますが。 前もって行っている方のブログで、出品数はそれほど多くないと聞いていました。それでも、あれっもう出口?と思ってしまいましたが、長い帝国の歴史の中から、初代皇帝アウグストゥスとポンペイ−すなわち紀元1世紀のローマの繁栄にテーマを絞ったのは、コンパクトで分かりやすい企画でした。 アウグストゥスの彫像は、おなじみ美青年時代の胸像だけでなく、左手を掲げた決めポーズ(?)を取り皇帝の威厳を表した高さ2mを超える巨大な座像が、見応えありました。カエサルや妻リヴィアの像がなかったのは残念でしたが、こぶりながら盟友アグリッパの胸像があり、いかにも武人らしい面構えが気に入りました。 カリヤードだった堂々たる女神像と、優美な人間の女性像という対照的な女性彫像を比較することが出来ましたが、衣服の襞の表現が、前者は直線的、後者は身体にまとわりつくように柔らか、と彫り方も対照的だったのが興味深かったです。いずれにせよ、大理石の優美な肌触りを間近でゆっくりと見ることが出来たのは、今日の収穫でした。 2002年の東京大学の発掘調査でナポリ近郊ソンマ・ヴェスヴィアーナから出土したという、デュオニソス像も大理石の肌触りを活かした、中性的な美青年像でした。参考展示の、女性とみまがうような美しい顔が地中から斜めに出土した発掘時の写真は、艶めかしくすら見えます→コチラのページで見られます。 イタリア大統領の好意で出品が実現したという紀元前3世紀作の青銅の「アレッツォのミネルヴァ」も、今回の展示の大きな見所です。ブロンズのギリシャ彫刻の真作が日本に来るのは、これが初めてとのこと。戦いと学問の女神ミネルヴァではありますが、武張ったところはなく、知的で繊細な女性らしさが印象に強く残りました。こうやってローマ時代のコピーではない、繊細にして唯美なギリシャの真作を目の当たりにすると、古代ギリシャの芸術の水準の高さを実感させられます。 古代美術というと、どうしても彫刻の展示に偏りがちですが、今回はポンペイから出土した壁画やモザイクの展示もあり、絵画にも重点が置かれていました。花や鳥の描写をて、ボッティチェリを思い出し、ああ古代とルネサンスは繋がっているのだなあ、と実感。 ランプ、銀食器、アクセサリー、コインなど工芸品の分野もしっかり抑えられていました。ランプ台が猫足になっていいるのを見て、イタリア人って猫足好きなんだなあ、とつくづく思いました。ほら、今でも街灯やテーブルなど至るとこで猫足見られるじゃないですか。アクセサリー類は、金のネックレス、双頭の蛇の指輪、真珠のピアス等々、完全に今でも通用するデザイン! と、書いていると、自分でも内容濃い展示だったなーと思えてきましたが、しかしあの出品規模で当日券1500円は高いよ−、と見終わった時には思ったものでした。時間がすっかり余ってしまったので、常設展じっくり見られて、結局元は取れたけど…。と、芸術鑑賞をお金に換算するのは、貧乏人の悲しさかしらね。 おかげで、松方コレクションを基にした国立西洋美術館のコレクションの充実ぶりを、あらためて実感出来たので、結局よしということですね。学生時代からのおなじみの作品の他、新収蔵作品に、私の好きなセガンティーニのイタリアン・アルプスの農村風景の油絵が加わったのも、うれしいことでした。 雨に濡れる「カレーの市民」も一興かと、携帯で撮ってきました。右下に「考える人」も写り込ませてみましたが、小さくて分かりにくいでしょうか? |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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古代ローマ帝国の遺産 栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ
今日は父親の命日。お彼岸は仕事だったので、今日お墓参りに行き、その足で上野の国立 ...続きを見る |
ごみつ通信 2009/10/08 00:22 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
今晩は。 |
ごみつ 2009/10/08 00:21 |
ごみつさん、こんばんは。TB返しありがとうございます。 |
なつ 2009/10/08 21:57 |
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