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昨日の日記のイタリア映画祭2006についての部分で、ルイジ・ロ・カーショ、サンドラ・チェッカレッリという若手俳優の名前を挙げましたが、あれからふと「あの名前を知っている人が日本にどれくらいいるのだろう…」と考えてしまいました。 ふたりともルックスもいいし、若いのに演技力あるし、現在イタリア映画界の売れっ子のようです。でも、イタリア国外での知名度はどうなのでしょう…。毎年のイタリア映画祭で年常連になっている人気・実力伴った俳優たちは少なくありませんが、昔のマルチェロ・マストロヤンニ、ヴィットリオ・ガスマン、ソフィア・ローレン、クラウディア・カルディナーレみたいに、世界中の映画ファンが知っていて、映画雑誌のグラビアを飾るようなスター…現在はモニカ・ベルッチだけかな。 だから今のイタリア映画界や若手俳優がダメだなどと書くつもりは、毛頭ありません。私もロ・カーショ、マヤ・サンサ、マルゲリータ・ブイなど好きですし。ただ、スターのあり方が昔と今は違う、ということを書きたいので、ご了承くださいね。 思えば、私が映画に興味持ち始めた小学校高学年から中学生の頃にかけては、海外スターのカップルというと、アラン・ドロンと誰か(スミマセン!!!名前思い出せません)とマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴというのが定番で、当時はフランスやイタリアのスターも憧れの的だったものです<私の年がぁ〜つまり、かっこいい男の人(おじさん)=ドロン、マストロヤンニというのが世間一般の公式だったのです。 さすがにその頃の私は、ヴィットリオ・ガスマンの名前までは知りませんでしたが、とにかくマルチェロ・マストロヤンニとヴィットリオ・ガスマンが世界に冠たるイタリアの色男として君臨していたことは、間違いないでしょう。 書いていて、イタリア人テノールにも通じる話だと気づきましたが、やはり華やかに世界の女性を魅了するラテン・ラヴァーとしてのイタリア人スター男優も、再び見てみたいものです。 マルチェロ、ガスマンのすごかったところは、演技の質をまったく落とすことなく、主演級、もしくは重要な脇役で生涯現役だったこと。特にニキータ・ミハルコフ監督『黒い瞳』でのマルチェロは、ダメ男を演じて神技に高めたほどの超名演技。 ガスマンは、最晩年のエットレ・スコラ監督『星降る夜のリストランテ』では、軽い役ながら、ほんとうに巧かった。粋な老紳士でした。若き日の色悪ぶりもさることながら、晩年のこの方に、私は「一家を統べる偉大なる父」というイメージを抱いていました。 そして、二人ともかなりナルシストなんだろうなあ(特にガスマン)と思わせる時と、自分が美男子だということなどまったく意に介してないんだなあ、と思わせる時と、両方あること。つまりシリアスからコメディまで、芸域が広かったんですねえ。ほんとうに。 ちなみに最近、一時期ガスマンと結婚していたハリウッド女優シェリー・ウィンタースが亡くなり、イタリアのニュース・サイトでは「ガスマンの元妻」として、かなり大きくページを割いていました。 マルチェロ・マストロヤンニ、ヴィットリオ・ガスマンが共演した映画では、『ローマの幽霊』という作品をビデオで見ましたが、男盛りの色男対決の結果は…あくまで私の個人的印象ですが、ガスマンが画面に出てくると、どうしてもそっちに目が♪ 画面上でのインパクトというか、押し出してくる力はガスマンの方が上でしたね。マルチェロは、あるいはわざとそう演じていたのかもしれませんが、ガスマンに比べると、大人しかった。 今日は、ルイジ・ロ・カーショら若手俳優のこと書こうかと思っていたのに、いつのまにやらマルチェロ・マストロヤンニ、ヴィットリオ・ガスマンの話になってしまいました。もちろん、今後新しいイタリア映画、若いスターも追っていくつもりですが、実のところ、マルチェロとガスマンの出演作を追うだけで、21世紀を楽しく過ごせるような気すらするんですよ〜まだまだ見ていない作品多いしね。 |
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