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help リーダーに追加 RSS 8月10日(火) 「怒れ!力道山」

<<   作成日時 : 2004/08/11 00:12   >>

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今日の昼過ぎ、懐かしの映画をよくやっているBSの時間帯で「怒れ!力道山」という1956(昭和31)年の映画を放送していて、遂に最後まで見ちゃいました〜
結論から書くと、ひじょうに後味の悪い映画だったのですが、なんというか、この不快さを捨て置けない気がして。

以前にどこかのサイトで、力道山の伝記映画(たぶん『力道山物語』というのだと思います)で、あの往年の名相撲解説者・玉の海梅吉さんが「極悪の師匠」として描かれているとか読んだことがあります。なんでも、当時、玉の海さんが解説を務めていたNHKが名誉毀損で裁判に訴え出ようとしたのを、玉の海さんが「力道山は虚構の世界に置いてやっておいた方がよい」と押し止めたのだそうです。…こういう方のことを大人(たいじん)と言うのだろうと思います。
で、もちろん「怒れ!力道山」に相撲界を悪く描くような場面は出てきません。相撲中継をしている国営放送が、そんな映画を放送するわけなかった。
ただ、宴会に呼び出された力道山(本人出演)が「相撲時代と違って、今は節制しています」と言ったり、「プロレスは八百長だろう」と侮辱されて、だだーんと音楽が鳴り、きっ!と怒りの表情を見せるなど、微妙なシーンがあることはありましたよ。

本題に戻ると、この映画のどこに私が嫌悪感を持ったかというと、まず、冒頭で貧しい少年が力道山の「マスコット」を盗みます。これが発覚したとき、力道山は、少年が貧しいからって、許しちゃうの。…確かに当時の日本に貧しい人々が多かったこと、力道山のようなヒーローが彼らを励ます存在だったことは容易に想像つきますが、でもね…。
なんかこのような歪んだ正義感だか同情心だかがこの映画の全編を陰気臭く貫いていて、それが私を憂鬱にさせたのではないか、という気がします。といいつつ、全部見ちゃったんだから、娯楽映画として、見るに耐えうるものだったんでしょうね。

力道山は、その後、恵まれない子どもたちの施設を助けるための慈善興業をして(このへんは「タイガーマスク」を思い出させてくれる)、慈善や興行を食い物にするワルモノと戦うというわけなんですが、クライマックスのファイトシーンにわたしゃとどめをさされました。
だってー、ヒールの外人レスラーに対して、よい子たちとよい大人たちが「殺せ!殺せ!」と連呼するんですよー。ショックでした。これと似た嫌悪感は、そう最近あった。どこかの国のサッカー代表にブーイングするどこかの国のサポーター!
発展途上の国家、貧困、外国コンプレックス。ふたつの光景には、色々な共通の要素が考えられるのかもしれません。

ちなみに力道山の相撲時代のタニマチの悪徳議員を、「戦場にかける橋」のアカデミー賞助演俳優・早川雪舟が演じています。あと、悪い外人のプロモーター役で、なんと読売巨人軍などで活躍した名投手ヴィクトール・スタルヒンが出てました(チョイ役なのに、NKHは最後の配役紹介にちゃんと出した)。ほれ、よく「モスラ」なんかに出てくる日本語喋るワルイ外人の役どころ。野球史に残る偉大な投手が引退後は、こんな俳優業やってたのか…。

全然、今日の日記と関係ありませんが、銀座のすずらん通りの薬局にサトちゃんが4頭も固まっていたのがちょっと面白かったので、画像にupします。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
本題とは関係なく―
おお!サトちゃん四兄弟!?(笑) 
自分勝手な方向を向いてるのがまた良い♪
言う事聞かない園児みたいですわ。(^ー^)

本題のほうは―
なんと申しますか、、、、
国民の生活レベルによって、思想や価値観は変わると思われるので、時代を経て、お互いの溝が小さくなっていくのを待つしかないような気が致します。
ただ、中国や北朝鮮が日本や韓国のような消費国になることが、果たして“幸せ”なのかどうか、わかりません。石油消費どころか、正常な水も空気もすごい速度で減っていきそうで、後世の人類はもっと苦労するんだろうな、と同情しております。
が、まぁ、それはそれとして、わたくしは、今日も若さを保つ為に目じりの小じわを伸ばすと致します♪
ちょき
2004/08/11 22:27
そうなの〜この大雑把な置き方がナイスでしょ〜こんなに無造作にして、ペコちゃんみたいに盗まれないかとも思いましたが、さすがに銀座のド真ん中をサトちゃん抱えて逃げる剛の者はいないんでしょう。

「殺せ!殺せ!」と叫んでなんら恥じることのない半世紀前の人々を見て、ああ、日本人にもこんな時代があったんだなあ、と思いました。考えてみれば、中国がオリンピックに出るようになったのも、ここ20年くらいでしたっけ?国際的に成熟するのは、これからなんでしょうね。世界中の国々が等しく「消費国家」になっていくこれからの地球、ほんとうにどうなっちゃうんでしょう…と憂いつつダンベル体操する私でございます。
なつ
2004/08/12 00:30
おおっぴらに出せない怒りや劣等感が 「悪い」外人を日本人がやっつけるプロレスに熱狂させたんでしょうか?

アジア杯について語るとき、「あの時代」のことを話題にする人は少ないですね。
うらしま
2004/08/16 06:30
うらしまさん、コメントありがとうございます。
「あの時代」をけろっと忘れている日本人はよいのか、悪いのか。。。私はどちらかといえば、忘れることが出来てよかったと思うのですが。
ただ、かつて日本も通った道だったという認識は、広くあった方がよいでしょう。
なつ
2004/08/17 02:15

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